筋肉と意識

みなさんこんにちは。

最近ネットでたまたま、正しいスクワットのやり方というのを目にしたのですが、それがこれまでそうやったことなかった、というかたちだったのです。おしりを反らせて骨盤を前傾させて、足は肩幅、つま先は45度開く。そう、これはウェイトリフティングで見たことのあるかたち。

ためしにやってみたら、なーんだ、これまでで最高じゃん、という効果を感じました。劇団員だったころは、部屋にマドンナの腹筋写真を貼って筋トレしていた私です。筋肉は付きやすく、芝居の稽古に入るとおもしろいように変身していく体験があります。しかし、イメージ(目的、ビジョン)なしにやると、いびつに無駄についてしまって、決して美しくはなりません。ですから目的がないときは筋トレはしないようになりました。

仕事で歌っていたときは、歌に効く筋トレばかりしていました。歌っている人共通の体形の特徴も、使う意識、神経、それによって使われる筋肉で形作られるのだと思います。

メンタル面でも、筋肉があるほうが自信や前向きさを感じやすいというのを実証実験したりしていました。体を筋肉が正しく支えてくれていると、安心感が出ます。

内面の状態と姿勢というのも直結していて、例えば役を演じるときにその姿勢をとればそういう気持ちがわいてくるというように、人の意識はイメージとともに神経を通してからだにメッセージを与え、それが習慣となり形作られるのだと理解しています。

ここ数年は、「外面を忘れる」がテーマだったので、犬の散歩で坂を歩くのと、最低限のアーサナくらいしかしていませんでしたが、いつもと違う筋肉を刺激したことで脳の違う記憶や興味の部分が刺激されているわけね、と実感しています。

筋肉は年齢にかかわりなく使えば進化してくれるそうです。脳細胞も、最近の研究では死ぬまで新しく生まれることがわかっているそうですが、活性している部分とつながらないとそれは使われることがないそうです。

人生は蓄積ではなく、今というエネルギーなんですよね。

「感じる」ことをしないと人間は蓄積する人生をいつのまにか生きているものです。「思考」は足し算引き算という価値観を基準に働くからだと思います。思考から離れ、感じることにギアをシフトするとトンネルから、今というステージに戻って来ます。

そこでさらに、外にあるものを感じることから内側を感じることへ、もう一段階ギアを入れ直してみてください。そうすると、外側を作って見せている自分のフィルターがわかるようになっていきます。ステージの中心に立つ自分と、立っている自分を客席から見ることが同時にできるようになっていきます。

本当の自分の姿がそこに在ります。