ヴォイスヒーリング

ヴォイスヒーリング・ワークアウトというセッションをしています。自分の声が自分を癒してくれることは私のからだが一番よく知っている、という気持ちからこのセッションを始めました。

声を発することはそれだけでエネルギーの発散になることは多くの人が体験済のことと思います。

たまっている感情の持って行き場がないとき、人は歌を歌います。嬉しさを歌で表します。私はどちらかというと子どものころから、辛いときに歌っていました。胸が詰まるような思いがあるとき、歌はその思いを押し流して安らかにしてくれます。

歌を生業にしていましたから、どんなコンディションの時も歌を歌いました。このコンディションで歌えるのだろうか、という状態を何度となく体験しました。その度、歌は私の思惑を超えて、私を助けてくれました。歌い始めることで、私のコンディションは整っていきます。仕事を終えるころにはすっかり元気に穏やかになっている、という奇跡的な体験を積みました。

東京で何度か、ヴォイスヒーリングのワークショップを受けました。天音さんという男性のファシリテーションを受けましたが、それは大学の演劇専攻の初期の頃の授業に似ていました。すべての表現は、イメージです。イメージを具現化するためにテクニックが存在します。

天音さんのクラスで「天から自分の脳天を通り地面を貫くような声」という課題がありました。稲妻が一気にバリンと落ちてくるようなイメージです。十数人の参加者が各々イメージを声にしていきます。私の番になり、私はイメージを声にしました。私の声はまさに天地を切り裂く稲妻のようで、一瞬空気が凍ったようになりました。

その時の天音さんのリアクションが忘れられません。「おお、あなた、その声は、なにか武道をやっていますね。なにをやっていますか?」

天音さんは古神道武道をされていて、発声の基本に取り入れておられたようでした。私は「いいえ、武道はやっていません」と答えました。すると

「いや、そんなはずはない。絶対に武道をやっているはずだ。なにをやっていますか?」あまりに真剣にお尋ねになるので「武道はやっていませんが、演劇をやっていました」とお答えすると

「ああ!演劇ですか。なるほどそれでか。演劇やっている人は強い。なにやっている人よりも強いです!」とご納得されていました。そのご納得のされ方がまた印象的でした。

演劇が強い、という言葉がおもしろかったのですが、確かに演劇は、心と身体とイメージ、そして魂の三位一体のための訓練を積みますので本気で取り組んだ人は生半可な専門家よりも人間の探求に長けているであろうとは思いますし、実際の鍛錬を積んでいますので体現者でもあります。

ちなみにジャズを歌っていたころ、NYでヴォイストレーニングを受けたときも、内容は演劇の基礎訓練の一部ととても似ていました。その時にも初めてのレッスンで先生から「あなた、すでにプロで仕事しているわよね?」と言われました。演劇にはダンスも歌も、からだと言葉とイメージを使ったあらゆる表現が含まれます。私は演劇の現場を離れて久しくはありますが、この研究と訓練を積めたことに感謝が絶えません。

さて、私のセッションでのヴォイスヒーリング・ワークアウトは実際どんなことをするのかお話します。まず、とても簡単な課題を用意しています。どんな方にも対応できるような、できる限りシンプルなテキストです。この枠組みの中で、その方が望まれるような形を探りながら進めます。

とても声を出したい、表現したい、歌のため、セリフのため、というようなご希望があればその方向へ広げます。もっとシンプルに、声で癒すってどうすればできるんだろう、というような、癒しへのご興味が強い方にはそのように対応します。癒されたい部分がはっきりとある場合には自然そういう流れとなります。

この辺りはご本人にもなにが希望かがよくわからないという場合も多いのですが、実際に声を出し始めてみるとその方向性が見えてきます。簡単に言うなら、その方のエネルギーを読み取らせていただきながらそちらへと誘導させていただくようなかたちです。

そのこと自体も自分でそうしようと思って始めたわけではないのです。しかしセッションというのはどの場合もそういうものなのですね。エネルギーが、導いてくれるのです。

自分の歴史を振り返ってみると、演劇の訓練や芝居作りの中に、即興というものがあります。設定だけを決めて、よーいドンでお芝居が始まります。セリフもストーリーも決まっていないので、そこでなにが起こっているか、それに自分や他の参加者がどう反応しアクションするか、イメージの積み重ねで内容が動きます。これは本当に様々な面で試されまた鍛えられる訓練です。私はこれがとても好きでした。

更にさかのぼれば小学生の時、即興でお楽しみ会の出し物の作品を作ったこともあります。これは幼稚園のころのおままごとに通じるものがありますね。おおいにやっていました。その時のメンバーや内容を覚えているものもあります。

子どものころはこういう自由な創作を夢中で作ったりしています。年がいって頭で考えるようになるとうまくできなくなるのですが、その仕組みも今ではよくわかります。

ジャズにもセッションがあります。私は音楽の基礎が足りなかったので、ジャズの自由度がいまひとつで残念でした。そうなのです。自由であるためには基礎を熟知し、全体の仕組みを把握し、それらを体で覚えるべくして訓練し、そのうえで理屈は忘れて夢中で遊ぶ必要があるのです。これはすべての創造に関して言えることですが、人間の人生という最大の創造にも言えることです。

そしてその人生の創造の基礎知識といえるのがスピリチュアルの学びではないかと思います。偉大な覚者クリシュナムルティは、瞑想は最高の芸術であると言いましたが本当だと思います。瞑想は創造の源につながりそれを知ることです。

声はその人の霊性を示すと言われたりします。その人のエネルギーやその状態が声という波動になって宇宙に響き渡ります。その声から受け取ったメッセージに今度はこちらからもリクエストを伝えます。こんなところに、こんなふうに、響かせて、というふうに。そうすると声はそのリクエストを含んだ響きとなって、その人のフィールドにエネルギーを与えてくれます。

このヒーリングはまったくがんばることなく、力みなく、あるがままでできるというところがすばらしい魅力です。大きな声を出す必要もありません。

大きな感情の解放を体験なさる方もいらっしゃいますし、深い静寂を体験される方もいらっしゃいます。未知の自分との出会いにワクワクを味わわれる方もいらっしゃいますし、内なる神とのつながりの中に過ごされる方もいらっしゃいます。

エネルギーワークに共通するのは、本来誰もの中に宿るパワーを再発見する喜びです。こんなことに日々取り組んでいます。

ヒーリングの極意

入梅の朝

レイキのアチューメントは受けているんですけど・・・けど・・・と言われる方がとても多いです。これは私のセッションを受けてくださるような方の中で、ということですから世の中全体がどうなのかは計れないのですが、多くの方がヒーリングに興味を持たれていてすごいことだと思う。もっともスピリチュアルが当たり前の沖縄だから、というのはあるかもしれない。市役所の広報にも「スピリチュアル」なんて普通に書かれている沖縄(南城市)すごい。「魂」も普通用語ですし。

さて、そこでもう一歩、踏み込んでみたいのです。レイキがどれほどの可能性を持っているか、これを実践し始めると人生がどのように変化していくか、など、もっともっと多くの方に知ってもらえるように伝えなくては・・・と、瞑想中に降りてまいりました、メッセージが^^私のところでアチューメントを受けてくださったみなさんにはこんこんとお話させていただいていることですが。

私の感触では、臼井レイキのアチューメントを途中の段階まで受けたけれどほとんど使ってません、とおっしゃる方が多いので、そういう方がご自身の中でレイキを再活性してくださったら人類の意識の浄化はさらに進み世界にはより愛が行き渡るようになると思います。

臼井レイキの第一段階、ファーストでは自己ヒーリングは12のポジションを一箇所5分ずつ行いましょうとあります。12箇所カケル5分は60分。これを毎日欠かさずにするのは確かにしんどい。しかもこのやり方で効果を即座に実感できる人も少ないはず。なぜならこの方法だと意識は肉体にフォーカスされ、直接手を当てひたすら待つのでは、手の温度以外なかなか認識しずらいのです。肉体に明らかに不具合があったり改善したい点が明確であれば変化はわかりやすいですがそうでないと「なんとなく気持ちいいかなー」という程度の体感になります。この最初のステップから、自己ヒーリングを敬遠なさる方が多いと思います。それで、食べ物とか水とか、あとは家族が病気になったときぐらいしか使い道がなくなってしまって、しかもこの段階では遠隔ができないことから周囲に共有できる人がいなかったりすると、もうレイキの出番が見当たらない、ということになってしまうようです。

何度も申し上げますが、レイキの基本もそして発展系も終着点もすべては自己ヒーリングです。自己ヒーリングというのはなにかといいますと、自己意識(エネルギー)の浄化です。潜在意識下に記憶されている肉体意識、五感を通して記憶されている記憶の浄化、これがなによりの目的です。なぜなら、心身に表れるあらゆる現象はこのエネルギーによって作られているからです。ホ・オポノポノを実践さっている方またヨガ(瞑想)を実践されている方でしたらこの意味はお分かりだと思います。レイキヒーリングはホ・オポノポノでいうクリーニングを頭や言葉レベルではなく意識の深いレベル、つまり高次元のエネルギーを通して行うことができるものです。瞑想の目的もこの自己意識の浄化を行いより深い高次元の意識に手伝ってもらってさらにその中心である内なる神を見つけるというものです。瞑想もレイキと合わせると格段に深まり進みが早くなります。レイキは脳の波長レベルを即座に変えてくれる働きがあるので深い瞑想と同じような状態と言えます。どうして私がそんな風に言うかというとこれは長年のヒプノセラピーの経験から来ています。催眠状態と言われる状態と瞑想、レイキヒーリングでは恐らく脳内で同じようなことが起こります。それで一瞬にして高次元の感じ方に変わったり突然いろいろなことが理解できたりします。癒しが起こります。この癒しというが自己意識の浄化に伴うものだと言えます。

一度でもアチューメントを受けた人にはこの自己ヒーリングを行うことができます。宝物はその両手の中にすでにあるので、これをぜひ使いこなしていただきたいのです。

シンボルが使える人はとにかくシンボルを自分に対して描きまくってください。手の指を動かせないときはイメージ、目線、口の中に舌で描くというやり方でOKです。遠隔が可能なので、自分に、と意図すればシンボルはどこにどう描こうとヒーリングが行えます。シンボルがないファーストの段階の方は合掌して心の中で「レイキを使います」と宣言してから「私の心の浄化」などと意図してください。数十秒~数分合掌していられるだけしていてください。宣言は自分の心の奥底、心の中心に向けて(そうイメージして)心を込めて丁寧に伝えるという感じです。宣言した後はずっと念ずる必要はないので、リラックスして流れを妨げないようにおおらかなツツになっていてください。シンボルを使える方ももちろん同じ使い方が可能です。

いらっとしたとき、焦ったとき、不安なとき、心配事が頭を離れないとき、ネガティブな感覚、体感がよぎったとき、感情に振り回されそうなとき、疲れたとき、体調不良のとき、寝不足だけど眠るわけにいかないとき、眠れないとき、落ち着かないときなど使える場面は無限です。内面のエネルギーが外側のすべてを作る、引き寄せるなどの知識がある方が増えているのはとてもいいのですが、だから内面にこのような感覚を感じたときに非常に恐れてしまうという人も増えています。それ自体本当はもともとあるから反応し浮上している感覚的記憶なので、恐れるのではなく浄化してください。私がよくお勧めするのは「この感覚を浄化してください」「この感覚の原因を浄化してください」と、レイキにお願いするやり方です。レイキというのは本当は内なるもっとも高き神のパワーなので、命令よりはお願いがふさわしいのです。

多くの人が現象として表れた事象や、体感として感じる感覚の原因について考えます。でも、頭でいくら考えてもその本当の原因というのは遠い過去に作られていて、作られる工程自体が不合理だったりするので解明はほとんど不可能です。自己ヒーリングができない方の場合はその感覚の原因を考えるのではなく、その感覚を感じきってからこれを浄化してください、と、やはり内なる神、ハイヤーセルフに願って、手放しましょう。実際に感じきることでエネルギーは燃焼され役目を終えるので手放すことが容易になります。感じているうちに記憶が蘇ったり、連想ゲームのように感覚が移っていき、その感覚の奥にある本当の心の声が聞けることもあります。怒っていると思っていたら実は寂しかった、というような感じです。人間のネガティブな感覚、感情というのは「本心を隠す」ために装っています。なぜなら人はみな弱くあってはならないしそれを悟られてはいけないと、防御しているからです。防御という本能の反応によって、傷つかないふりをして代わりに攻撃したり、閉じたりします。ですから表面だけの感情ではその原因どころか本当に心が訴えていることすらわかりません。表れているものではなく、その奥にある心の叫びを感じることは、本当の自分と仲良くなる第一歩となります。そのためにも感覚や感情は分析ではなく「客観的に感じて」あげることです。

話が膨らみすぎるのでこのくらいにしますが、ヒーリングというのは要は内なる神と親しむことですので、どうぞご興味のある方はどなたでも試してみてください。そして、成果を気にせず、されど変化を見守る姿勢でいてください。変化は必ずあります。こんな変化に違いない、という思い込みをはずせばそれが感じられるでしょう。